視野検査・眼底検査とは
- 視野検査は、見えている範囲と、その中の見え方を調べる検査です。緑内障では、進んだかどうかを判断する基本の検査です(出典: 日本眼科学会「緑内障」)
- 眼底検査は、目の奥にある網膜・視神経・血管の状態を見る検査です。瞳を広げる目薬を使って、網膜の広い範囲を見ることがあります
- 瞳を広げる目薬を使ったあとは、効いている間、車・バイク・自転車の運転ができません。 公共交通機関か、ご家族の送迎でお越しください
こんな症状はご相談ください
- 健診や人間ドックで、目の奥や視神経について指摘された
- 眼圧が高いと言われた
- 緑内障の診断や、治療の経過を見るとき
- 糖尿病があり、目の奥の状態を確かめるとき
- 黒い点や糸くずのようなものが見える
- 見える範囲が欠けている気がする
症状をもっと詳しく
- 健診や人間ドックで、目の奥や視神経について指摘された
- 眼圧が高いと言われた
- 緑内障の診断や、治療の経過を見るとき
- 糖尿病があり、目の奥の状態を確かめるとき
- 黒い点や糸くずのようなものが見える
- 見える範囲が欠けている気がする
見え方の変化だけでは、原因は決まりません。
検査をすると、いま何が起きているかと、治療が必要な段階かどうかが分かります。
次のような変化が急に起きたときは、様子を見ずにその日のうちに受診してください。
- 黒い点や糸くずのようなものが急に増えた、光が走って見える
- 見える範囲の一部が、幕がかかったように欠けた
- 急に見えにくくなった
- 目が強く痛み、頭痛や吐き気がある
これらは目の奥や眼圧の急な変化で起こることがありますが、ほかの原因も考えられます。
症状だけでは原因が決まらないため、検査で確かめる必要があります。
早く受診したほうが、選べる治療が多く残ります。
原因とタイプ
視野検査
- 片目ずつ、装置をのぞいて中心の印を見つめ、周りに光が見えたらボタンを押して答えます
- 両目で見ていると、片方の欠けをもう片方が補うため、欠けに気づきにくくなります。そのため片目ずつ調べます
- 目を動かさずに答えるため、集中が必要です。疲れたときはお申し出ください
- 結果は、その日の体調や検査への慣れで変わることがあります。1回の結果で決めず、繰り返して変化を見ます
眼底検査
- 専用のレンズや機器で、目の奥の網膜・視神経・血管を見ます
- 瞳を広げる目薬を使うと、網膜の端のほうまで見ることができます
- 瞳を広げずに、目の奥の写真を撮って確かめる方法もあります
網膜の断層撮影(OCT)
網膜の断面を撮影する検査です。網膜の厚みや、むくみの有無が分かります。
目の奥の検査と組み合わせて行うことがあります。
検査の内容
検査の目的と目の状態に合わせて、次の検査を組み合わせます。
- 視力検査
- 眼圧検査
- 目の表面と中を拡大して見る検査
- 視野検査
- 目の奥の検査(瞳を広げる目薬を使う場合と、使わない場合があります)
- 網膜の断層撮影(OCT)
瞳を広げる目薬を使うと、効いている間はまぶしく、手元が見にくくなります。効き方には個人差があります。
その間は車・バイク・自転車の運転ができません。
治療の選択肢
検査の日の流れ
- 気になる症状と、健診の結果や治療中の病気をうかがいます
- 視力と眼圧を測ります
- 目的に合わせて、視野検査や、瞳を広げる目薬を使う目の奥の検査を行います
- 結果をもとに、医師からご説明します
瞳を広げる目薬を使う日の準備
- 車・バイク・自転車でのご来院は避けてください
- 日差しが強い日は、帽子やサングラスがあると楽です
- 目薬が効くまで時間がかかります。時間に余裕をもってお越しください
- 瞳を広げる検査は、受付できる時間が決まっている場合があります。来院の前にご確認ください
結果の受け止め方
- 1つの検査の結果だけで、病名が決まるとは限りません。いくつかの検査を合わせて判断します
- 時間をおいて、同じ検査を繰り返すことがあります
- 異常が見つかったときは、考えられる病気と、治療や通院についてご説明します
注意事項とリスク
検査を受けずにいた場合
- 緑内障と糖尿病網膜症は、初期には自覚症状がほとんどなく、気づかないまま進むことがあります
- 緑内障で欠けた見える範囲は、治療をしても元に戻りません
瞳を広げる目薬について
- 効いている間はまぶしく、手元が見にくくなります。その間の運転はできません
- 目の中の水の出口が狭い方は、検査で使う目薬が問題になることがあります。緑内障で治療中の方は、受付でお申し出ください
- 検査のあとに目の痛み、頭痛、吐き気、かすみが出たときは、すぐにご連絡ください
視野検査について
- 集中が必要なため、疲れることがあります。途中で疲れたときはお申し出ください
- 結果は体調や慣れで変わることがあります。繰り返して判断します
このページの情報について
- ここに書いた内容は一般的に知られていることで、すべての方に当てはまるわけではありません
- どの検査を行うかは、目の状態と検査の目的によって決まります
通院の回数と期間
- 1回の受診で終わることもあれば、結果を確かめるために繰り返すこともあります
- 緑内障では、見える範囲の変化を見るため、視野検査を決まった間隔で繰り返します
- 糖尿病のある方は、目の症状がなくても目の奥の検査を続けます
- 異常が見つかったときは、その病気の治療に合わせて通院します
間隔は目の状態によって変わります。見え方が変わったと感じたときは、次の予約を待たずにご相談ください。
費用の目安
診察と検査には、公的医療保険が使えます。
自己負担の割合は、年齢と所得によって1割・2割・3割に分かれます。
保険証(またはマイナンバーカード)と、負担割合が書かれた証をお持ちください。
費用は、行う検査の種類と数によって変わります。実際の金額は受診時にご確認ください。
受診の目安とご持参いただくもの
早めに受診したほうがよい状態
- 健診や人間ドックで、目の奥・視神経・眼圧について指摘された
- 家族に緑内障の方がいる
- 糖尿病があり、目の奥の検査をしばらく受けていない
- 見える範囲が欠けている気がする
その日のうちに眼科へ
次のようなときは、その日のうちに受診してください。
- 黒い点や糸くずのようなものが急に増えた、光が走って見える
- 見える範囲の一部が欠けた、急に見えにくくなった
- 目が強く痛み、頭痛や吐き気がある
症状がなくても
緑内障と糖尿病網膜症は、初期には自覚症状がほとんどありません。
糖尿病のある方は、症状がなくても年1回の目の奥の検査が推奨されています(出典: 日本眼科学会「糖尿病網膜症」)。
そのほかの方の検査の間隔は、目の状態によって変わるため、診察でご案内します。
受診のときのお願い
- 健診や人間ドックの結果をお持ちください
- お薬手帳と、いま使っている眼鏡をお持ちください
- 瞳を広げる検査になることがあります。車・バイク・自転車でのご来院は避けてください
当院の対応
ここだけが医院ごとに変わる内容です。
院内で行える検査
屈折検査、眼圧検査、視野検査、眼底検査、OCT検査、角膜形状解析。
連携している医療機関
日本医科大学多摩永山病院、東京都立多摩総合医療センター、杏林大学病院、稲城市立病院。
受付
Web予約と、ご予約なしのご来院の両方に対応しています。
よくあるご質問
瞳を広げる検査のあと、車で帰れますか。
運転はできません。瞳を広げる目薬を使うと、効いている間はまぶしく、手元が見にくくなります。効き方には個人差があります。公共交通機関か、ご家族の送迎でお越しください。
眼底検査は痛いですか。
強い痛みを伴う検査はほとんどありませんが、感じ方には個人差があります。検査の光をまぶしく感じることがあります。
視野検査で、正しく答えられたか心配です。
見えたかどうか迷う光が出ることはあります。結果は1回で決めず、繰り返して変化を見ます。疲れたときはお申し出ください。
毎回、瞳を広げる必要がありますか。
目の状態と検査の目的によって変わります。瞳を広げずに、目の奥の写真で確かめることもあります。診察でご案内します。
視野検査や眼底検査は、どのくらいの間隔で受ければよいですか。
目の状態によって変わるため、診察でご案内します。糖尿病のある方は、症状がなくても年1回の目の奥の検査が推奨されています(出典: 日本眼科学会「糖尿病網膜症」)。
そのほかのご質問(1件)
検査に保険はききますか。
診察と検査には、公的医療保険が使えます。費用は、行う検査の種類と数によって変わります。
このページの医療内容の監修
篠塚 康英(院長/日本眼科学会 眼科専門医, 医学博士)
監修日が入っていません。監修した医師と監修日がそろうまで、このページは公開しません。
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